■アレルギー

「日本アレルギー学会認定専門医」として、より専門的で、より適切な診療を行います。

  1. アレルギー疾患は、毎日の生活に関係してきます。お子様やご家族の負担が少しでも軽減できるような診療を心がけます。
  2. 症状の出方は同じ年齢、検査結果でもお子様により異なります。それぞれの皆様にあった治療法を選択していきます。
  3. アレルギー疾患は数ヶ月から年単位での治療が必要になります。お子様の成長とともに、うまく症状と付き合っていけるように、治療内容(除去食療法・薬物療法等)を選択していきます。

【食物アレルギー】

・卵、乳製品、小麦・・・など、口にすると蕁麻疹や湿疹の悪化などが出てくるアレルギーです。アトピー性皮膚炎に合併することも多いです。

・最近増えているのが、花粉症に関係する果物アレルギーです。

・血液検査や皮膚検査、病歴などから、その子に応じた除去や摂取を勧めます。検査で陽性だから何でもかんでも除去するというのもお勧めしません。安易な除去食は避け、経過観察に不安があればいつでもご相談ください。

・親御様が慣れないうちは品質表示の見方が分からなかったり、まぎらわしいものがあったりします。除去食の方法や食物を解除していく途中での「料理の仕方」など何でもご相談ください。様々な疑問にお答えします。


【アトピー性皮膚炎】

・乳児性湿疹との区別が難しい皮膚炎です。食物アレルギーに合併することも多く、年齢や皮疹の状況、血液検査、病歴などから診断していきます。
・治療は、スキンケア、抗原回避が基本です。毎日のことなので大変のため、荒れた肌を早めに改善させ、それを維持していく事が大切です。年齢・状況・部位により治療法も変えていきます。


【気管支喘息】

・長引く咳込みやゼイゼイ、ヒューヒュー、走り回ると咳き込む等の症状です。2歳頃に発症することが多く、専門医としての知識がないと、単に気管支が弱いなど誤判断され治療されてることが多いです。
・治療は、荒れている気管支のむくみを改善します。症状の頻度や程度で治療は異なります。主に、内服薬や吸入薬を用います。咳が減って、風邪も悪化しにくくなります。


【アレルギー性鼻炎】

・くしゃみ、鼻水、鼻づまりが主な症状です。お子様は鼻づまりや鼻出血も多いです。鼻の所見や症状、血液検査などから診断していきます。
・治療は、原因物質(スギ花粉やホコリ・ダニなど)を避けたり、症状を抑える抗ヒスタミン薬や点鼻薬を用います。
・近年、花粉症も早い時期から発症するお子様が多くなってきました。


【蕁麻疹】

・蕁麻疹はよく起きますが、原因がはっきりしないことも多いです。繰り返す蕁麻疹があるときなどは、はじめの治療が大切になりますので、お気軽にご相談ください。